2015. 4月25日 (土) ~ 5月25日 (月) 会場:油や1Fギャラリー「一進」*油やプロジェクト共催
木村仁がいう「HA-NE Project」とは「折り鶴」の羽根の形を本体から切り離すことにより日常の世界を異次元の世界へ転化させる試みを行ったもの。広島の被爆者少女、佐々木禎子が原爆病と戦いながら病気回復を願い「千羽の折り鶴」を折り始めたという逸話がきっかけとなっている。「千羽鶴」の影に原爆が漂う。忌まわしき原爆投下より70年の節目を迎える今年、被爆国としての立ち位置を再考し、世界平和に向けて揺るがない発信をしてゆく起爆剤としてゆきたい。
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木村仁◎Hitoshi KIMURA
1948年福岡県生まれ、長野市在住。折り鶴に最小限の手を加えることで、それらを固定された意味から解放し表現のあらたな可能性を模索する。同時に、グローバル社会の中での日本文化を考察する。2002年より「まつしろ現代美術フェスティバル」を主催。羽根プロジェクトによる作品発表を毎年継続し発表を続ける。2003年 越後妻有アート・トリエンナーレなど。 http://hkimura.com/